見出し:池田城関係の図録
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写真:九頭竜神社九頭竜神社
The kuzuryu shrine.

九頭竜神社が祀られている小高い丘は、昔池田城に関する施設があったといわれている所です。大阪府教育委員会が池田城に関する発掘を熱心にしていた時期があり、その現地説明会に使われたレジュメの地図には「e」地点としてこの丘がチェックされています。この九頭竜神社の場所は、現在の池田市建石町と上池田の境界付近にあります。境界は、南北に続く小さな道で、これが池田城の堀跡だと推定されています。

 北から南下していくと、次第に地形は高さを失っていきますが、この九頭竜神社付近だけは山のようになっていて高くなっています。ここは、古墳とも推定されていますので、高いのも人的理由のようです。
 地形からそれが後には、軍事的目的を帯びた再利用がされたようです。この砦(あったと仮定すると)のすぐ東には堀があり、反対の西には、池田城の一番外側の郭が設けられていました。この郭は所謂、三の丸のようなところで、有事にはここに御用商人などを入れたりして守ったのではないかと推定されています。
 池田城を取り巻く地形をみると東側が攻められやすい構造で、この九頭竜神社の砦は一番東側であり、堀に沿ってそのような施設が多くあったのだろうと思います。

 それから、この九頭竜神社は多田神社にまつわる英雄伝があり、九頭竜神社もそれに属するものではないかと言う事です。同じような名前の神社が池田周辺に、能勢町山田の九頭竜権現社、豊能町余野の九頭神社、川西市東多田の九頭社といった具合に祀られています。英雄伝とは多田の源満仲が退治した大蛇の物語りです。その退治した大蛇の精霊を祀ったと言われているものです。

 ちなみに九頭竜神社は、昔頭痛の神様で通っていました。更に他にも腹痛、歯痛、入試など色んな事を聞いてくれるそうです。何しろ九つも頭のある竜ですから。何か悩みがある時はお参りすると晴れるかもしれませんね。


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